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青空日和、最後までお付き合いいただきありがとうございました。

構想を練り始め、連載を書き初めてもう２年半になります。

当初は短期完結にしようと思っていたのですが、思った以上に長引いてしまい、愛読してくださった方にはご迷惑をおかけしました。

きっかけは、ある戦争映画を見たことでした。

そこには特攻隊の青年たちが短い命を終えようとする瞬間が描かれていました。

私はそれにとても感動し、同時に「私にも何かできないのか」という気持ちになりました。

そこで、まず一歩踏み出そうとこの青空日和を連載することにしました。

本当に何も考えずにスタートさせた連載でした。

ただ、「テニプリを通して戦争を身近な問題として感じてほしい。」それだけの思いでした。

ところが、思った以上の方が思った以上の反応を示してくださりました。

書いているテーマが戦争なだけあって、「やめようかな」と途中で何度も思ったのですが、掲示板に書き込まれる感想を見ると、「絶対これを完結させるまでサイトは閉鎖させない」と思えました。

「更新頑張ってください」の言葉にどれだけ励まされたかわかりません。

その言葉に背中を押され、後半は執筆してきました。

終わり方に納得がいかない方もいるかもしれません。

実は最初、私はこの物語を『夢』で終わらせようと思っていました。

しかし、読者の方が私のような拙い文章から私も考えてもいなかったような深いことを読み取ってくださっていることが分かり、「ああ、私も真剣に応えなきゃ」と構想を練り直し、その結果『夢』にしてはいけない、という結論に至りました。

皆さんがくださる感想で改めて死の重さを実感させられ、その度新しい気持ちでスタートすることができました。

ですから、私が今サイトを続けているのも、青空日和が完結したのも、今これを読んでくださっているあなたのおかげだということです。

掲示板やメールで励ましてくださった方、読んでくださった方、本当にありがとうございました。

青空日和を書いて、本当に良かったと思います。

ありがとうございました。

メンタルブランコ　黒崎蒼乃